コラム

 
■倉庫にベランダ?−横浜赤レンガ倉庫   2004.8:中村
ご存知の方も多いと思います、横浜赤レンガ倉庫です。 明治44年(1911)から大正2年(1913)にかけ建設されたというから90年前の建物です。 関東大震災で一部倒壊する前は現在の倍の長さ(150m!)を誇っていたそうです。 現在では2棟に挟まれた赤レンガパークでイベントが催され多くの人が訪れますが 今回注目するのはその裏です(う〜ん、通っぽい?)。 人ごみを離れ建物を回りこんでみると、端から端までながーいベランダが付いています。 さすが横浜、海を眺めるために倉庫にまでベランダを…と早合点しないよーに。 このベランダ、もともと2・3階の倉庫に荷物を搬入するためのもので、 ベランダの中間に数ヶ所とんがり屋根を乗せた四角い塔が付いていて その中のエレベーターで重い荷物の上げ下げをしていたそうです。 倉庫本体の重厚なレンガの壁面に対し繊細な鋼鉄製の柱の頭には唐草模様の柱頭まで付いています。 床はコンクリートですが強度を持たせつつ軽量化するために 裏面はアーチを組み合わせた美しい形状になっています。 実用品ながらデザインに手抜き無しの姿勢はさすがです。 おすすめは夕暮れの時で、暖色の照明がテラス内を包み、 遠景のビルとの対比が美しい幻想的な光景が現われます。

 


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